足の小指が外反母趾のせいで痛いんです。外反母趾なのに小指?矛盾した悩みの理由と対処法。

「外反母趾がひどくて足が痛いんです」こういわれると、「あー、親指が痛いんだろうな」って思うのが当たり前なのですが、小指が痛いという人がいます。
普通に考えたら、「何で?」となるところですが、冗談でも間違いでもありません。
そうなってしまうのにはいくつかの理由があります。

靴の中で親指が優先されている

外反母趾なのに小指が痛い人の中で多いのが、外反母趾だけれど、母趾はそれほど痛くないタイプです。
複数の原因が重なってこういう症状になるのですが、共通していえる事があります。
母指の方が骨も太く、しっかりとしているため、靴の中で優先的に居場所を確保してしまうことによって、小指の居場所が無くなってしまい、靴に押し付けられることで痛くなります。(↓図)
gaihankoyubi

内反小趾になってきた

親指ではなく小指が痛い人で、外反母趾は昔からで、親指の変形は変わっていないのに、どんどん内反小趾になってきていて、小指が痛い。
だんだんと痛みは強くなり、分厚い胼胝が小指の付け根を覆うように出来ることがあります。この状態になると、なかなか自分だけの力で改善は難しいです。
こんな場合には、足の使い方や立ちかた、歩き方が変わってきています。
また、普通の治療院では身体の状態は把握できても、足と靴についてはできないところがほとんどですし、病院では胼胝への処置や小指の痛みに対する貼り薬、塗り薬といった対症療法がほとんどです。
インソールや治療による足自体の機能の改善がまず必要です。
足自体の改善と同時に、クセになっている立ち方や身体の使い方を変えてあげる必要があります。

自分で出来る対処法

自分で出来る対処法としては、靴の底や踵の片減りしたものを履くのはやめましょう。
こまめに修理して、靴が平らな状態を保つことを心がけてください。
親指の居場所を靴の中で作ってあげることも有効です。外反母趾のでっぱりが靴の中で居場所をとりすぎているために小指が靴に当たって圧迫されているわけなので、外反母趾の出っ張りにあたる部分を延ばして出っ張らせることで、親指のいる場所を作るだけで、小指の痛みが軽減されます。

外反母趾の悩み解決のために知っておくべきこと

今回の例のような、外反母趾なのに小指が痛くなるのは、外反母趾の人すべてに共通したことではありません。
外反母趾というのはあくまでも、母趾基節骨が中足骨頭に対して概則に変位しているという状態をあらわしているにすぎません。ですから、外反母趾にもたくさんのタイプがあります。
もしもあなたが外反母趾で、どこかに痛みがあるのでしたら、足と靴の専門相談ルッチェまでご相談ください。

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